健やかで快適な生活を送る
  初回からオンライン診療を行う為には、厚生局の指導により、オンラインによる診療前相談を行い、診療の適否、急変時の体制構築等のオンライン診療計画を立てることが必要となります。
 
 また、診療以外で、オンラインによる遠隔健康相談(ダイエットや美容、抗加齢)、産業医面談を行うことも可能です。
 
 ただし、上記については、自由診療となり、別途所定の料金が必要となりますことをご理解頂きますよう、宜しくお願いします。

オンライン診療の診療前相談で行うべきこと

 診療前相談(事前面談)は、医師と患者の間でオンライン診療の適否を判断し、安全に診療を行うための重要プロセスです。

 以下のような流れ・チェック項目があります。


① 患者情報の確認・本人確認

  • 氏名・生年月日・住所・電話番号の確認

  • 保険証・身分証明書の提示(画面越しまたは画像送信)

  • 緊急時の連絡先(家族・近親者など)を確認


② オンライン診療の適否確認

  • 病状・症状の安定性(急性疾患・重症疾患は対象外)

  • 対面診療が必要な疾患か(初診不可の疾患リストなどに該当しないか)

  • 通信環境・機器操作に問題がないか

  • 居住地が医療機関の診療圏内であるか確認(都道府県の指導あり)


③ オンライン診療の方法・流れの説明

Drが以下を明確に説明します:

  • 当メディカルオフィスが使用するアプリやシステム

  • 診療時間、予約・キャンセル方法

  • 薬の処方・配送方法

  • 会計方法(クレジット決済、振込など)

  • 通信トラブル時の対応(再接続、電話診療への切り替え)


④ 個人情報・通信の安全管理について説明

  • 通信は暗号化され、第三者に漏れないよう管理していること

  • 記録(録音・録画)を行う場合は、その目的と保管期間を説明


⑤ 緊急対応・対面受診の案内

  • 症状悪化時は「すぐに対面診療」または連携医療機関での「救急外来」受診勧奨

  • オンライン診療のみでは限界があることを理解していただく


⑥ 同意書の説明・署名

オンライン診療を実施する前に、書面または電子的に同意書を取得します。
この同意がないと、オンライン初診の適法性が認められません。


必要な同意書(書面例)

オンライン診療に関しては、次の3種類の同意書があります


① オンライン診療実施に関する同意書(必須)

主な記載項目:

  • オンライン診療の仕組みと限界について理解した旨

  • 通信トラブル時の対応方法

  • 対面診療への切り替えが必要な場合がある旨

  • 個人情報の取り扱いに関する同意

  • 緊急時の連絡先の提供

  • サイン(署名または電子署名)

    ② 個人情報の取扱い・通信記録に関する同意書

    主な記載項目:

    • 通信内容の記録・保存の有無と期間

    • 個人情報の管理体制・第三者提供の制限

    • 情報漏洩防止措置の説明


    ③ クレジット決済・薬配送に関する同意書(任意)

    主な記載項目:

    • 決済方法、返金条件

    • 処方薬の配送方法・費用負担

    • 配送中のトラブル時の対応